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~集英社の人気漫画を通じ、全国の先生を支援~個性豊かなキャラクターを例に「自分らしさを知る授業」など3教材を共同開発し無料提供

株式会社ARROWS ( 以下「ARROWS」 ) は、株式会社集英社 ( 以下「集英社」 ) と共同で、子どもたちにも人気の漫画・キャラクターを通じて全国の先生を支援する取り組みとして、希望する学校の先生向けに、以下の3つの授業用教材・教材用素材を共同開発し、無料で提供しました。

【1】『あかね噺』: 相手に伝わる話し方を学ぶ授業用教材(中1向け)
【2】『僕のヒーローアカデミア』:自分の強みと弱み 「自分らしさ」を知る授業用教材(小5・6向け)
【3】『逃げ上手の若君』:キャラクターを使った歴史の教材用素材(小6・中1向け)

ARROWSは、ビジョン「先生から、教育を変えていく。」のもと、これまで多くの業界のリーディングカンパニーと連携し、企業の知見や価値を子どもたちに必要な学びに変換。『SENSEI よのなか学』として全国の小・中・高校の先生向けに教材を制作し、無料で提供しています。

集英社とは、2020年からスタートした『ONE PIECE 先生応援プロジェクト』を皮切りに、全国の先生を支援する様々な取り組みを共同で行ってきました。今後も、様々な作品を題材に、先生の困りごとの解決に貢献すると同時に、子どもたちにより良い教育を届けることを目指し、様々な取り組みを予定しています。

【1】『あかね噺』: 相手に伝わる話し方を学ぶ授業用教材(中1向け)

背景:
日本では、小中学生の約半数の子が人前で話すことに苦手意識をもっているといわれるなか、国際化が進む現代社会の要請に応じて「相手に伝わりやすい話し方」は、学校教育においても重要性がより高まっています。
一方で、ARROWSが独自に行った調査では、8割弱の先生が、国語の単元の中で「スピーチ・プレゼンテーション」について最も負担が重く、また関心が高いという結果でした。

本教材は、「週刊少年ジャンプ」で連載中の落語漫画『あかね噺』(原作:末永裕樹 作画:馬上鷹将)を題材に、「落語」を通じて、相手に伝わる話し方を楽しく学べる内容です。落語には、スピーチやプレゼンテーションとの共通点も多く、人の心を掴む話し方のコツが詰まっているといわれています。発声やしぐさ、間の取り方などを含め、自分なりに考えて工夫することができるようになることを目指しています。

中学生は他者を強く意識する時期であるため、人前で話すことを実践的に行う授業に抵抗感を持つケースも少なくありませんが、本教材は、生徒のモチベーションを自然と引き出し、自発的に取り組めるような構成で、ペアワークを通じて楽しく実践することができます。

©末永裕樹・馬上鷹将/集英社

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◆教材概要
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■教材名称:落語から学ぼう!話し方の極意
■授業時間:1コマ(50分)完結
■提供対象:全国の中学校の先生
■推奨学年:中学1年生
■推奨科目・単元:国語(話し方はどうかな)
■教材内容:授業スライド、動画、ワークシート、授業進行台本、授業概要資料、配布プリント
■実施期間:~2024年3月
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【2】『僕のヒーローアカデミア』: 自分らしさを知る授業用教材(小5・6向け)

背景:
「自分に自信を持っている」と感じている子どもの割合は、年齢が上がるにつれて減少する傾向があります。思春期を迎え、多感になり始める小学校高学年の時期に、自分らしさに向き合いながら自己肯定感を高めることはとても重要で、学校教育においても個性や自分らしさについて向き合うことができるような授業のニーズが高まっています。また、小学生は他者に「褒められる」ことで能力や学習意欲に良い影響が生まれることがわかっています。

一方で、個性についての授業について、先生からは「歴史上の偉人や物語の主人公から個性について学ぶことが多く、現実の自分と物語の登場人物の長所や考え方に距離を感じ、自分自身にしっかり向き合えていない児童がいる」というお声をいただいております。
また、短所を改めるように促すとき、「児童の身体や心の問題などデリケートな部分に触れるため、自己肯定感を下げないようにポジティブな授業にしたいが、難しいときがある」というお悩みもあるようです。

本教材は、「週刊少年ジャンプ」の漫画やTVアニメで人気の『僕のヒーローアカデミア』(堀越耕平・著)の作品の特徴である「個性」を起点としたものです。子どもたち同士でお互いの長所を見つけ合うワークでは、お互いの違いを認め合い、自己肯定感を高め合います。また、自分らしく成長するために長所を伸ばすだけでなく、短所と向き合うことの重要性を漫画の主人公を題材にして学びます。

©堀越耕平/集英社

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◆教材概要
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■教材名称:自分らしさを見つけよう!みんなの個性アカデミア
■授業時間:1コマ(45分)完結
■提供対象:全国の小学校の先生
■推奨学年:小5・6
■推奨科目・単元:道徳(個性の伸長)
■教材内容:授業スライド、ワークシート、授業進行台本、授業概要資料
■実施期間:~2024年3月
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【3】 『逃げ上手の若君』 : キャラクターを使った教材用素材

ARROWSと集英社による「先生 応援プロジェクト」の一貫として、「週刊少年ジャンプ」やTVアニメで人気の歴史漫画『逃げ上手の若君』(松井優征・著)のキャラクターを使った、教材用素材を提供。キャラクターを掲載した教材で、先生と生徒とのコミュケーションが豊かになるような企画を通し、子どもたちが学校生活を楽しんで送るきっかけを作り、日々忙しい先生方を応援するプロジェクトです。

今回は、「歴史に興味がない生徒でも楽しく学んでほしい、そのための教材づくりにあてる時間がない」という先生方のお声にお応えして、歴史をテーマにしたコンテンツを開発しました。社会の授業で使えるプリントや年表だけでなく、配布プリントなどに使えるキャラクター素材などのお役立ちコンテンツも多数提供しています。
この素材を通じて、子どもたちの学習意欲向上や、「歴史」に対してもっと楽しく興味・関心をもつきっかけとなれば幸いです。

©松井優征/集英社

※先生からの教材の利用申し込みは、いずれも受付終了しています。


SENSEIよのなか学について
https://arrowsinc.com/business/sensei-yononakagaku/
教科書にはない「世の中に接続された学びの機会」を子どもたちに届けるため、全国の学校の先生向けに無料で提供する、完全オリジナルの学校授業用教材パッケージ。日本や世界をリードする企業と連携し、最新の知見を子どもたちに必要な学びに変換。9万人の先生を基盤にもつARROWSだからこそできる先生へのニーズ調査をもとに制作・提供。
最新事例:https://arrowsinc.com/information/

株式会社ARROWS について
https://arrowsinc.com/
「世界的課題に取り組む、知性の体現者であり続ける。」というミッションのもと、ビジョン「先生から、教育を変えていく。」を掲げ、現在は教育変革事業に注力。先生・子どもファーストの思想にこだわったビジネス展開により、持続可能でインパクトのあるアプローチを続けている。
2013年から全国の先生が情報共有できる国内最大のオンラインプラットフォーム「SENSEI ノート」を開発・運営。2017年から「SENSEI よのなか学」を開始。

● 会社名 | 株式会社ARROWS(ARROWS Inc.)
● 所在地 | 東京都港区西新橋1-1-1 日比谷FORT TOWER 10F
● 代表取締役社長 | 浅谷 治希
● 設立年月 | 2013年2月
● 事業内容 | 学校教育変革事業

本件に関するお問い合わせ先
株式会社ARROWS内・SENSEI よのなか学 運営事務局
Email info@arrowsinc.com