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高校生が身のまわりのリスクに気づき保険を自分ごと化するための授業用教材を三井住友海上と共同開発

株式会社ARROWS (本社:東京都港区、代表取締役社長:浅谷 治希、以下「ARROWS」 ) は、三井住友海上火災保険株式会社(以下「三井住友海上」)と共同で、高校生が身のまわりのリスクに気づき、保険の本質を理解した上で自分ごと化することを目的とした無料教材を2023年度に開発しました。ARROWSが運営する「SENSEI よのなか学」として、2024年度においても、希望する全国の高校の先生へ教材を提供しています。

◆成人になる前に、将来のリスクについて考え、備える方法を知ることが大事
2022年4月より成年年齢が18歳に引き下げられたことを受け、高校生が身近なリスクに気づき、リスクを避ける方法と、リスクに備える方法を、成人になる前に理解しておくことは、より重要になっています。

学校教育においては、2022年度から高校家庭科での金融教育が本格化しています。お金のしくみや資産形成等について理解することを通じて、自分の暮らしや社会について考え、より豊かな生活やよりよい社会づくりに向けて、主体的に行動できるようにするものです。これらの授業の中では、保険のしくみを含めた金融商品についても、学ぶようになりました。

一方、家庭科の先生たちは、これまで金融教育に携わってこなかったため、保険への知識や専門性が十分ではない場合があります。ARROWSの調査では、特に「保険会社が成り立つ仕組みや事例の紹介など、高校生にわかりやすく説明するのが難しい」という課題が浮き彫りとなりました。

◆何が起こるか分からない未来を前向きに生きる力に
また、そもそも高校生にとって保険はなじみが薄く、リスクを自分ごと化しにくい一方で、ケースによっては公的保険だけでは保障が十分でない場合があり、民間保険についての知識が必要です。例えば、下記調査によると、自転車事故で加害者となったのは、16〜19歳が最も件数が多く、19歳以下の件数は全体の28.8%を占めており、高校生にも身近なリスクです。

自転車運転者(第1当事者※)の年齢層別交通事故件数

(第1当事者※)の年齢層別交通事故件数
(公財)交通事故総合分析センター「交通統計(令和2年版)」より
※「第1当事者」とは、最初に交通事故に関与した車両等(列車を含む)の運転者又は歩行者のうち、当該交通事故における過失が重い者をいい、また過失が同程度の場合には人身損傷程度が軽い者をいいます。

そこでARROWSは、グローバルな保険サービス事業を通じて社会に安心と安全を提供する三井住友海上と、共同で本教材を開発しました。
私たちは、保険という仕組みによって、将来のリスクに備えながら新しいチャレンジがしやすくなるということを多くの高校生たちが知り、主体的に考えるきかっけを、本教材を通じて提供したいと考えています。そして本授業での学びが、何が起こるか分からない未来を前向きに生きる力になることを願っています。

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◆教材概要
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■教材名称:わたしたちの未来を守る保険
■授業時間:各1コマ(50分) 完結
■提供対象:全国の高校の先生
■推奨学年:高校2年生
■推奨科目・単元:家庭総合(家計資産のマネジメント)
■教材内容: 授業用スライド、映像教材、ワークシート、授業進行台本、授業概要資料
■実施期間:2025年3月末まで
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教材の特徴

高校生が自分ごと化しにくい保険のしくみを、身近なリスクを通じて理解し、オリジナルの保険を作るというワークを通じて主体的に考えられる構成です。

授業の流れ

(1)不測の事態に備える「保険」の役割を認識する
不慮の事故や病気・災害などの不測の事態は、誰にでも起こり得るもの、と気づきます。それらに備え、自分たちの未来を守るための、保険の役割について理解します。

(2)高校生の身の回りに潜むリスクに気づき、保険を主体的に考える
高校生活で起こりうるリスクを事例をもとに洗い出します。その事例を通してリスクを分類し、民間保険の役割について考えます。

(3) 想定リスクに応じた保険を選ぶ体験を通して、保険を自分事として捉える
高校生のやりたいことを応援する立場になり、オリジナルの保険を作ります。リスクを想定して人々の未来を守るという保険の本質を理解し、保険を自分ごととして考えられることを目指します。

SENSEIよのなか学について
https://arrowsinc.com/business/sensei-yononakagaku/
教科書にはない「世の中に接続された学びの機会」を子どもたちに届けるため、全国の学校の先生向けに無料で提供する、完全オリジナルの学校授業用教材パッケージ。日本や世界をリードする企業と連携し、最新の知見を子どもたちに必要な学びに変換。9万人の先生を基盤にもつARROWSだからこそできる先生へのニーズ調査をもとに制作・提供。
最新事例:https://arrowsinc.com/information/

株式会社ARROWS について
https://arrowsinc.com/
「世界的課題に取り組む、知性の体現者であり続ける。」というミッションのもと、ビジョン「先生から、教育を変えていく。」を掲げ、現在は教育変革事業に注力。先生・子どもファーストの思想にこだわったビジネス展開により、持続可能でインパクトのあるアプローチを続けている。
2013年から全国の先生が情報共有できる国内最大のオンラインプラットフォーム「SENSEI ノート」を開発・運営。2017年から「SENSEI よのなか学」を開始。

● 会社名 | 株式会社ARROWS(ARROWS Inc.)
● 所在地 | 東京都港区西新橋1-1-1 日比谷FORT TOWER 10F
● 代表取締役社長 | 浅谷 治希
● 設立年月 | 2013年2月
● 事業内容 | 学校教育変革事業

本件に関するお問い合わせ先
株式会社ARROWS内・SENSEI よのなか学 運営事務局
Email info@arrowsinc.com